こんにちは、エリカトロンです。
今回はジュリア・キャメロンの著書『ずっとやりたかったことをやりなさい』をご紹介します。
モーニングページを提唱した本ということで話題になった一冊です!
この記事は次のような人におすすめ!
・本の要約を知りたい(ネタバレあり)
・モーニングページに興味がある
・実際に読んだ人の感想を知りたい
・自分に合う本か知りたい
それでは感想を書いていきます。
作品情報
書名:ずっとやりたかったことを、やりなさい。
著者:ジュリア・キャメロン
出版:サンマーク出版 (2017/5/8)
頁数:399ページ
私が読んだ動機
アメリカ在中時代、創作活動に行き詰まっていた時、恩師に本書の原作を勧められたから。
こんな人におすすめ
この本は、個人のクリエイティブな潜在能力を解放し、自己実現を促すための12週間のプログラムを提供する自己啓発書なので、以下のような人におすすめです。
- 長年の夢を叶えるきっかけが欲しい人
- なんとなく毎日がつまらない人
- 今の自分を変えたい人
- クリエイティブな仕事や活動をしている人
- スランプに悩んでいるアーティスト
原作『The Artist’s Way』について
『ずっとやりたかったことをやりなさい』は、英語の書籍『The Artist’s Way』の和訳版です。
世界中で人気のベストセラー
原作『The Artist’s Way』は非常に人気があります。1992年に最初に出版されて以来、世界中で何百万部も売れ、数十の言語に翻訳されています。この本は、多くの人々が自分自身のクリエイティビティを探求し、育む手助けとなってきました。アーティスト、作家、音楽家、そしてクリエイティブな活動に関わるあらゆる人々に影響を与えるだけでなく、クリエイティブな思考が求められる職業に就いている人々や、日常生活で自分自身のクリエイティブな側面を探求したいと思っている人々にも広く読まれています。
オンライン・コミュニティも盛ん
そのアプローチのユニークさと実践的なエクササイズ、特に「モーニング・ページ」や「アーティスト・デート」といったコンセプトは、読者に深い共感を呼び、実生活での変化を促すと報告されています。『The Artist’s Way』はクリエイティブな発見と自己発展のための基本的なテキストとみなされ、多くのクリエイティブなワークショップやグループ、オンラインコミュニティで推奨され続けています。
著者ジュリア・キャメロンについて
ジュリア・キャメロンは、アメリカの作家、脚本家、芸術家であり、特に自己啓発とクリエイティビティを促進する方法論で広く知られています。彼女は1948年に生まれ、『The Artist’s Way』(アーティストの道)をはじめとする多くの本を執筆しており、これらの作品はクリエイティブなプロセスと自己発見を支援することで大きな影響を与えています。
ジュリア・キャメロンの活動
キャメロンの方法論は、個人が自分自身の創造的な声を発見し、恐れやブロックを乗り越えて自由に表現できるようになることを目指しています。彼女のアプローチは、日々の書き込み(モーニング・ページ)、定期的な自己探求のためのアーティスト・デート、さまざまなクリエイティブな練習とタスクを通じて、個人の内面的な旅を促します。
ジュリア・キャメロンのその他の著書
『The Artist’s Way』以外にも、キャメロンは『The Right to Write』、『Walking in This World』、『Finding Water』など、クリエイティビティと個人成長に関する多くの著作を残しています。彼女の作品は、アーティストだけでなく、さまざまな分野のプロフェッショナルや日常生活でクリエイティブなインスピレーションを求める人々にとっても魅力的です。キャメロンの哲学と教えは、世界中の読者から愛され、彼女の書籍やワークショップは人々の生活にポジティブな変化をもたらしています。
ジュリア・キャメロンの著書の和訳本
現在和訳されているキャメロンの著書は以下の3つです。
・ずっとやりたかったことを、やりなさい。
・ずっとやりたかったことを、やりなさい。(2)
・いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。
本の要約
「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」は、ジュリア・キャメロンによって書かれた自己啓発書です。
この本では、読者が自分自身のクリエイティブな才能を解放し、様々な個人的な障壁を乗り越えて、より充実したクリエイティブな生活を送ることを目的とした12週間のプログラムを提案しています。
創造性を取り戻すためのガイドブック
このプログラムには、「モーニング・ページ」という毎日の日記習慣や、「アーティスト・デート」という自分自身とのお出かけなどの課題があります。これらを通じて、読者は自分の中にあるクリエイティブなブロックを取り除き、自分の心の中に眠るアーティストと再接続することで、自己成長と個人的な満足を得られると主張しています。つまりこの本は、もっと創造的になりたいと思っている人に、その第一歩を踏み出す方法を教えてくれる実用的なガイドブックです。
創造性はすべての人にとって大切
本書はアーティストや作家に限らず、誰もが内に秘めるクリエイティブな力を目覚めさせるための本です。ジュリア・キャメロンは、創造的な活動が人間の根本的な欲求であり、特別な才能がある人だけのものではないと説いています。この本を通じて、創造する喜びを見つけ、自分自身を表現することで、誰もが幸福と満足感を深めることができると伝えています。
12週間のプログラム
この本では、12週間のプログラムを通して、読者が自身のクリエイティブな才能を引き出し、個人的な障害を克服し、クリエイティブな生活を充実させる方法を提案しています。
取り組み課題には、主に以下のものがあります。
モーニング・ページ
毎朝起きたら、心に浮かぶことを3ページ分書き留める習慣。これにより、心の中を整理し、クリエイティビティを刺激するとされています。
モーニング・ページの詳しいやり方については、以下の記事にまとめました。あわせて参考にしてください。
アーティスト・デート
週に一度、自分自身をデートに連れて行く時間を設け、新しい経験や刺激を探求します。これは、インスピレーションを得て、創造性を養うためのものです。
週ごとのタスク
各週には特定のテーマがあり、それに沿ったタスクが与えられます。これらのタスクを通じて、読者は自己発見の旅を進め、クリエイティブな障壁を乗り越える手助けをします。
感想
私たち一人一人が持つ「クリエイティブな力」は、特別な「アーティスト」だけの特権ではありません。『ずっとやりたかったことをやりなさい』は、そんな力を最大限に引き出し、日常生活に取り入れる方法を教えてくれる一冊です。この本は、より豊かで充実した人生を実現するための自己探求の旅へと読者を誘います。創造性を解放することで、私たちは無限の可能性に道を開くのです。
初めて読んだ時、内容の濃さに圧倒され、すべてのワークを実行するのは難しいと感じました。しかし、それが役に立たなかったわけではありません。本書には多彩なプログラムが紹介されており、「これならできそう!」と思えるものが必ず見つかります。一つでも楽しいワークを見つけ、意識の改革に役立つ発見があれば、それだけで大きな収穫です。全てを完璧にこなそうとせず、自分のスタイルに合うものを選んで取り入れることが大切です。心が少しでも軽くなるなら、それで十分なのです。
私は時間をかけて何度か挑戦した結果、ついに12週間のワークを完了することができました。その達成感や充実感は言葉では表せないほどで、自分への自信にも繋がりました。自分のクリエイティブな活動を支える礎ともなりました。しかし、重要なのは、すべてのプログラムを完璧にこなせなかったとしても、新しいやり方を知るだけで価値があるということです。
『ずっとやりたかったことをやりなさい』は、クリエイティブな力を解放し、自分自身を豊かにする旅の指南書です。完璧を求めず、自分に合った方法を見つけること。それが、この本から学ぶ最大の教訓かもしれません。クリエイティビティは、私たちの生活を豊かにし、新しい可能性へと導く鍵なのですから。
まとめ
本書に書いてあることを一言で表すなら、「自己発見」という言葉が適当かなと思います。
『ずっとやりたかったことをやりなさい』は、クリエイティビティを解放し、自分らしい生活を送るためのヒントが詰まった一冊です。
全てのプログラムを完璧にこなす必要はありません。大切なのは、自分に合った方法を見つけ、それを楽しむこと。この本は、クリエイティブな旅の素晴らしい始まりを提供してくれます。自分の中にある可能性を信じ、一歩踏み出してみましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!